川越城は、1457(長禄元)年に太田道真、道灌父子によって築城され、扇谷上杉氏の本拠地となった。
1537(天文6)年、北条氏綱は上杉朝定を追い、川越城を奪取する。 1546(天文15)年川越城奪回を図る上杉朝定は、古河公方(足利晴氏)・山内上杉氏(上杉憲政)と連合を組み、大軍で川越城を包囲したが、 北条氏康による夜襲(川越夜戦)により大敗した。
1590(天正18)年豊臣秀吉の小田原征伐により後北条氏が滅びた後は、徳川家康の領土となり酒井重忠が1万石をもって川越城に入城した。 江戸時代に入り、1653(承応2)年松平信綱(知恵伊豆)によって大改修され近代的城郭となった。 その後幕府要職を務める藩主を多く輩出し、明治維新を迎えた。
川越城は武蔵野台地の北端に位置する城である。
中世は、近世の本丸、二の丸を合わせた程度の規模であった。
近世松平信綱の改修後は、8郭・3櫓・12門を持つ城であった。
先々月に本丸御殿が竣工したそうなので、前回のリベンジを果たすべく訪城した。
川越城に残るわずかな遺構である本丸御殿と中ノ門堀跡を見たが、やはり物足りなさを感じた。
ついでに蔵造りの町並みを見に行って、 その中にある和菓子屋で「亀どら」(亀の甲羅型の皮で餡を挟んだどら焼き)を買って食べたが普通であった。
特に下調べせずに行ったところ…何もなかった…
肝心の本丸御殿は修築中、富士見櫓跡を見て足早に後にした。