楠木氏館は、13世紀(鎌倉時代)頃、河内南に移住し土着した楠木氏によって築かれたと推測される。 1294(永仁2)年には、鎌倉幕府打倒に大きな功績を挙げた楠木正成がこの地で誕生している。 楠木氏は14世紀(南北朝時代)、終始南朝方について戦ったため、南朝の没落と共に楠木氏も没落した。 |
楠木氏館は、金剛山から北西に延びる尾根の末端、標高約150mの地点に築かれた館である。 足谷川、水越川の千早川との合流点に位置しており、尾根続きである南東方向を除き、川に囲まれている。 2重堀を周囲に巡らせた館跡が検出されており、さらに楠木正成の産湯に使用されたと伝わる井戸が残っている。 |
発掘された館跡や2重堀は埋め戻されてしまったようで、残念ながら見られなかった。
郷土資料館でもらった案内によると、堀幅は5, 6m程あったようである。 前回は見落としたのか?ブームに乗って最近作られたのか?はわからないが、 楠木氏遺跡のマスコットキャラクタを見かけたのでここに載せておく。 ちなみにこのキャラクタの上には「げんき! すてき! くすのき!」と書かれていた。 なるほど… キャラクタもそんな雰囲気を醸し出している… 気がする… |