フォルテッツァ・ダ・バッソは、1534(天文3)年、フィレンツェ公アレッサンドロ・デ・メディチの命により築かれた。
当初アレッサンドロは内部に宮殿を築いて移り住む予定であったが、政治的な事情により結局実現されなかった。
現在では、展示会場として利用されている。
フォルテッツァ・ダ・バッソは、アルノ川北岸に位置する平野に築かれた要塞である。
要塞は五角形となっており、角にはそれぞれ稜堡を備えている。
城壁はほぼ垂直に切立っており、足場も無い難攻不落の構えとなっている。
今回はJTBのツアーでフィレンツェを訪れており、この要塞を見学する予定は無かった。
しかし、城巡りが趣味の私としては何としても見たい!
そこで、夜明け前に宿泊ホテルから散歩と称して出発、朝食までに戻る事を前提に要塞を見に行った。
そして現地に到着。 早速その城壁の険しさに驚かされた。
素晴らしいっ♪ などと思いながら要塞の周りをまわっていく。
しかし、要塞の説明が書かれた案内板は一切無かった…
これだけの規模の要塞なのだから、案内板くらいあっても良いと思うが…